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大手案件でフォントを勝手に変えない理由

私はフリーランスでWebデザイナーをしています。

案件ごとにお話がきて仕事をすることもあれば、企業に参画する形でその企業の様々な案件に対応することもあります。

今回は業務委託という形で参画した際に、大手案件を担当する中で意識しているポイントを記録します。

大手案件ではフォントの扱いが変わる

大手企業の案件では、フォントの扱いがそのまま品質に直結します。
見た目が似ているからという理由で置き換えると、意図しないズレが発生します。

フォントは単なる装飾ではなく、ブランドを構成する要素の一つです。
その前提で扱う必要があります。

フォントはブランドの一部として扱う

フォントはデザインの一要素ではありますが、それ以上にブランドの一貫性を保つ役割を持っています。

企業によっては、使用するフォントやウェイト、使い方までルール化されています。
そのため、似ているフォントで代替するという判断は、見た目以上のズレを生みます。

違和感として表面化しなくても、全体の精度を下げる要因になります。

有料フォントは前提として用意されている

指定されているフォントが有料であることは珍しくありません。

その場合、外部の制作者が個別に契約するものではなく、案件として必要な環境が前提として存在していると考えます。

環境がない状態で無理に再現しようとするよりも、正しい状態を確認する方が合理的です。

環境がない場合は確認する

フォントが手元にない場合、対応はシンプルです。

フォントの支給を受けるか、代替フォントの指定を受けるか。
この確認を挟まずに作業を進めると、後工程で修正が発生しやすくなります。

最初に揃えることで、余計な手戻りを防げます。

フォントを変えないという判断

デザインは「作ること」だけではありません。
既に決まっている要素を維持することも含まれます。

どこを調整し、どこを固定するか。
その判断が全体の精度を左右します。

フォントを変えないという選択も、その一つです。

Kasumi Nakatake
著者
nakatake kasumi

記憶を留めるをテーマに、表現を横断した制作を行う個人作家。
表現領域:絵・クラフト・デザイン・音楽・リーディング