自分の感性を基準に、自分の名前で仕事をして、生活していきたい。
今、私が活動している目的はこれだと思う。
画家になる、イラストレーターになる、デザイナーになる。
そういう肩書きそのものが目的ではない。
商業デザイナーとして仕事をして、今も含めて13年になる。
裏方として、人の感性を形に起こすデザインをしてきた。
作ることを仕事にできて、それで生活できている。
長いこと、それにわりと満足していた。
でも、だんだん、言葉ではうまく説明しきれない違和感が積み重なっていった。
悪くないが、良くもない。
良いことなのに、嬉しくない。
そんな感覚が、歳を重ねるごとに強くなった。
独立したら、この違和感も変わると思った。
だから、フリーのデザイナーになった。
最初は必死だった。
目の前のことに、全力で取り組んだ。
自分で仕事を獲得して、それで生活できている。
自分の足で立っている実感はある。
それなのに、虚しさが残る出来事も多かった。
そんな中、一緒に働いた複数の人から、褒めてもらうことがあった。
みんな、それぞれに素敵な言葉をくれた。
でも、私の中にはひっかかりが残った。
私はもっとやれる。
こんなものじゃない。
じゃあ、何がしたいのか。
何を作りたいのか。
自分の中にあるものは、いったい何なのか。
そこから1年かけて、整理した。
作って、変えて、書き出して、考えて。
それを何度も繰り返した。
そうして今、思うのは、自分の名前で仕事がしたいということ。
ただ名前を知ってもらうだけではなくて、私の感性や表現を見て、「この人に頼みたい」と思ってもらいたい。
それを仕事にして、生活していきたい。
私は絵画も、イラストも、デザインも好きだ。
どれか一つに決めたいわけではない。
でも、できれば、描くことを中心にしていきたい。
これまでの13年の経験も生かしながら、自分の感性を基準にしたものを、自分の名前で世の中に出していく。
作品を発表するのか、展示や販売をするのか、誰かと一緒に仕事をするのか。
どう始めて、どう広げていけるのかは、相談もしながら考えていきたい。
好きなことで、自分の名前で仕事がしたい。
いろいろ考えて、今はここにたどり着いた。