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アストロダイスの扱い方と早見表

占い道具であるアストロダイスについて、誕生の歴史と考え方に伴う扱い方と、実用で使いやすいようにキーワードの早見表をつくりました。

アストロダイスとは

3つのダイスを振って「惑星=何が起きるか」「星座=どういう性質か」「ハウス=どの分野で起きるか」を組み合わせて読む道具です。

アストロダイスは未来を確定させる占い道具ではなく、一貫した下記の役割があります。

  • 問いを分解する
  • 焦点を強制的に一つに絞る
  • 無意識が反応する象徴を提示する

そのため「占星術を信仰として使う人」より「占星術を思考ツールとして使う人」に支持されてきました。

つまりアストロダイスは、占星術を軽くしたものでも、遊びでもなく、占星術のエッセンスを即座に引き出すために作られた現代的な補助道具となり、ホロスコープの代わりではなく、問いを立て直すための装置です。

アストロダイスが生まれた経緯

アストロダイスは1970〜80年代にアメリカで誕生しました。
この時代は、心理占星術、ニューエイジ思想、タロットやオラクルの再解釈が一気に広がった時期です。

従来のホロスコープ作成は、出生データが必要、計算が複雑、即答性が低いという欠点がありました。
そこで、惑星・星座・ハウスという占星術の核だけを、ランダムに即出せる道具として作られたのがアストロダイスです。

つまり、占星術を簡略化し、直感的に使うための道具として発明されました。

アストロダイスを主に利用している層

  • プロの占星家が補助ツールとして利用
  • 心理占星術家
  • タロット/オラクル占い師
  • 占星術を学び始めた人
  • 占星術を「対話ツール」として使う人

伝統占星術の厳密派(ホラリー・古典派)ではほぼ使われることはありません。

その一方で「象徴を読む」「思考の整理をする」という目的では非常に相性が良く、カウンセリングや自己分析に多用されてきました。

アストロダイスの読み方について

アストロダイスの惑星・星座・ハウスの各キーワードは役割分担の結果であり、象徴・神話・観測事実・人間の行動パターンが重なって固定されています。

キーワードを読む際は「惑星=テーマ」「星座=性質・やり方」「ハウス=現れる場所」を事実として並べ、意味を足さずに読みます。
吉凶・感情・希望的観測は読み手が判断する部分で、ダイス自体は示唆をするだけです。

惑星ダイス|何が起きるか・テーマ

惑星は、天体そのものの性質と動きが、人間の心理や行動にどう投影されるかから意味づけされています。

太陽

キーワード:自我・意思・人生の主軸・目的意識
太陽がなければ生命は存在できないため「中心・意思・人生の軸」を象徴します。

キーワード:感情・無意識・安心感・反応の癖
月は周期的に満ち欠けし、潮や体液に影響するため「感情・無意識・反応」を示します。

水星

キーワード:思考・言葉・情報・判断・学習
最も速く動き、神話では伝令役の神のため「思考・言葉・情報伝達」になります。

金星

キーワード:愛情・好み・美意識・お金・価値
明るく美しく見え、愛と豊穣の女神に結びつくため「愛・美・価値・快」を表します。

火星

キーワード:行動・衝動・怒り・闘争心・推進力
赤く目立ち、戦争の神に対応するため「行動・衝動・攻撃性」を持ちます。

木星

キーワード:拡大・発展・幸運・成長・チャンス
最大の惑星で拡大力があり、主神に対応するため「発展・幸運・拡張」です。

土星

キーワード:制限・責任・課題・試練・現実
肉眼で見える最遠の惑星で制限の象徴となり「現実・責任・試練」を担います。

天王星

キーワード:変化・改革・突発・独立・自由
発見時に常識を覆したため「改革・突発・独立」を意味します。

海王星

キーワード:曖昧・夢・幻想・癒し・混乱
境界が曖昧で輪郭が不明なため「夢・幻想・混乱・溶解」です。

冥王星

キーワード:極端・破壊と再生・支配・根本変化
極端な軌道と冥界神に由来し「死と再生・根本変容」を示します。

星座ダイス|どんな性質か・やり方

星座は季節の移り変わりと人間の行動の関係から意味づけされています。

牡羊座

キーワード:直感的・即断即決・始める
春分点。始まりの季節=即行動・スタート。

牡牛座

キーワード:安定・五感・維持・所有
芽が根付く時期=安定・所有・維持。

双子座

キーワード:情報・軽さ・会話・複数
情報交換が活発な時期=言葉・知性・複数性。

蟹座

キーワード:感情・守る・身内・安心
作物を守る時期=保護・感情・身内。

獅子座

キーワード:自己表現・誇り・創造・目立つ
太陽が最も力を持つ時期=自己表現・誇り。

乙女座

キーワード:分析・調整・実務・整える
収穫前の調整期=分析・整理・実務。

天秤座

キーワード:バランス・対人・美・選択
昼夜が等しい=バランス・対等関係。

蠍座

キーワード:深掘り・執着・本音・極端
枯死と再生の時期=深さ・執着・極端。

射手座

キーワード:拡張・理想・探究・遠く
視野を広げる季節=探究・理想・遠方。

山羊座

キーワード:結果・責任・社会・積み上げ
最も厳しい季節=責任・社会・結果。

水瓶座

キーワード:独自性・改革・客観・距離
既存構造を壊す風=改革・独自性。

魚座

キーワード:共感・境界が曖昧・溶ける
境界が溶ける季節の終わり=共感・曖昧さ。

ハウスダイス|どの分野で起きるか

ハウスは「地平線と太陽の動き」を人の生活に当てはめたものです。

1ハウス

キーワード:自分自身・見せ方・第一印象
誕生点=自分・表に出る姿。

2ハウス

キーワード:お金・才能・所有・自己価値
生きるために必要=お金・所有。

3ハウス

キーワード:学習・言葉・近距離の人間関係
近場の移動=学習・言葉・兄弟。

4ハウス

キーワード:家庭・居場所・基盤・内側
地の底=家・基盤・内側。

5ハウス

キーワード:創作・恋愛・遊び・自己表現
創造が外に出る=表現・恋・遊び。

6ハウス

キーワード:仕事・日常・健康・ルーティン
生活を回す=労働・健康・日常。

7ハウス

キーワード:パートナー・契約・対等関係
向かい合う場所=他者・契約。

8ハウス

キーワード:共有財産・深い関係・生死・変容
自分を超えた共有=深い関係・生死。

9ハウス

キーワード:思想・学問・海外・精神的拡大
視野拡張=思想・学問・海外。

10ハウス

キーワード:社会的立場・仕事の成果・肩書
天頂=社会的立場・成果。

11ハウス

キーワード:仲間・コミュニティ・未来像
個を超えた集団=仲間・未来像。

12ハウス

キーワード:潜在意識・裏側・手放し・休息
見えない領域=無意識・手放し。

Kasumi Nakatake
著者
nakatake kasumi

アートとデザインを軸に創作活動中。
感覚と実用性の両立を重視し、制作と暮らしに関わる内容を記録しています。