デザイン

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StudioとXサーバーのドメイン設定につまづいた話 – サブドメイン推奨とキャッシュ対処の方法について

私のデザイン公式サイトイラストポートフォリオは、ノーコードツールの Studioで制作しています。
これまでは無料版を使っていましたが、リニューアルにあたり独自ドメインをあてることにしました。

Xサーバーの契約時についてくる無料ドメインを使って設定しようとしたところ、設定が少しややこしく、最初はうまく接続できませんでした。

同じ状況の方の参考になればと思い、今回のトラブルと解決方法をメモとして残しておきます。

エラーの内容

Studioで提供されたAレコードをXサーバー側のDNS設定に追加したところ「複数のIPアドレスが登録されているため接続できません」というエラーが発生しました。

原因を調べたところ、XサーバーのIPアドレスとStudioのIPアドレスが、同じルートドメインに2つ設定されていたことが問題でした。

原因と解決の方向性

XサーバーのIPアドレスとStudioのIPアドレスが、同じルートドメインに重複して設定されていたことが原因でした。つまり、同じドメインに対して2つのAレコードが存在していたため、接続が競合していたということです。

設定にあたってなるべくトラブルを避けたい場合は[ルートドメイン]ではなく[サブドメイン]をStudioに当てるのが良いとのこと。ルートドメインをStudioに直接設定することも可能ですが、今回は安全のためサブドメインを割り当てました。

その後のエラーとキャッシュ対応

設定変更後も「XサーバーのIPアドレスが残っているため接続できません」という内容のエラーがしばらく表示されていました。
これはキャッシュが原因の一時的なエラーで、時間が経てば自然に解消します。
ただ、できるだけ早く確認したかったので、DNSキャッシュを手動でクリアしました。

MacでのDNSキャッシュクリア方法

私はMacを使っているので、Macでの手順になります。
ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。

sudo dscacheutil -flushcache; sudo killall -HUP mDNSResponder

その後、パスワードを入力するとPCのDNSキャッシュがクリアされます。
ブラウザを再読み込みしてみると、無事接続を確認できました。

同じように「Studioでドメインを設定したのに接続できない」「Xサーバーとの併用でエラーが出る」といった方の参考になれば幸いです。
環境によって多少異なる場合もありますが、サブドメイン方式を採用すると安定して動作しやすいようです。

この記事を書いた人

Kasumi Nakatake
絵を描くデザイナー
nakatake kasumi

宮崎出身、福岡在住。デザインと絵を描くことが好きなフリーランスクリエイターです。
デザイン業をメインに、絵の制作やハンドメイド雑貨の販売もしています。
デザインや絵のご依頼は常に承っているので、お気軽にご連絡ださいませ。

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