日々の暮らしの中で心に留まったものを、絵や言葉、音、鉱物を通して小さな作品に仕立て、記録として残しています。
作家/デザイナーの kasumi nakatake(中竹 香澄)と申します。
余白に描いていた頃
幼い頃から絵を描くことが好きで、チラシやプリントの裏、ノートの隅など、余白を見つけるとなにかしら描いているような幼少期でした。
中学時代はバスケ部に所属し、絵だけでなく、仲間と身体を動かす時間も多く過ごしました。
描く時間は少し減りましたが、描くこと自体は、形を変えながらもずっと身近にありました。
絵と音に触れていた学生時代
高校では美術部に所属し、顧問の先生に指導していただきながら、デッサンや構成、絵画の基礎を学びました。
その中で油絵に強く惹かれ、描くことを通して、自分の感覚を形にする面白さを知っていきました。
また、高校時代には友人とコピーバンドを組み、ギターにも触れていました。
絵を描くことだけでなく、誰かと音を合わせながら表現する時間も、当時の自分にとって大切な経験でした。
大学ではグラフィックデザイン、イラスト、Webデザインを中心に学びながら、絵画、写真、服飾にも触れました。
軽音楽部にも所属し、コピーバンドでギターボーカルを担当するなど、視覚表現と並行して音楽にも親しんでいました。
デザインの現場で培ったもの
卒業後は制作会社に就職し、Webデザイナーとして、Webサイトや広告バナー、SNS画像など、主に広告代理店から依頼を受ける商業デザインの現場で経験を重ねていきました。
一方で、社会人になってからは時々イラストは描いてはいましたが、自分の表現に納得できず、描くことから離れたり、また戻ったりを繰り返していました。
描くことへ戻っていく
10年ほど複数の制作会社でデザイナーとして経験を積んだ後に独立し、フリーランスになりました。
独立当初はデザイン一本で進むつもりでしたが、次第に「本当に自分がしたいことは何だろう」と、自分のやりたいことを見直すようになりました。
小さな作品として届けること
現在は、抽象画やデジタルイラストをもとに、アートカードやシールなどの紙小物へと展開する活動を行っています。
描いた絵をその先の形へと再編集し、作品がさまざまな形で循環していくことを意識しています。
具体的な取り組みとしては、原画やアートカードを、小さなインテリアとして飾れる形で提供するほか、コレクション性のあるカードやシールなどにも展開しています。
商品企画や設計、梱包デザイン、オンラインショップの制作、写真撮影を含むショップ運用まで、すべて一人で行っています。
作品を生み出すところから、誰かの手元に心地よく届くまで。
その体験全体をひとつの創作として捉え、これまで培ってきたデザインの視点も重ねながら活動しています。
また、自分の作品制作に留まらず、私の美的感覚で鉱物を選び、紙・箱・布などと組み合わせながら、宝物や標本のような小さなかたちに仕立てて届ける活動も行っています。
作品そのものだけでなく、届くまでの体験も含めて世界観を設計することにこだわっています。
暮らしの中から生まれるもの
絵を描くこと、物を集めること、それらを編集し、残すこと。
時には、そこに音色を重ねることもあります。
日々の暮らしの中で見つけたものを形にし、誰かの手元へ届けるところまでを、ひとつの創作として捉えています。
私の暮らしの中から生まれたものが、誰かの日常の小さな支えになれば嬉しいです。